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嗅ぎ落とし注意

 気分が安らぐアロマ、新鮮な空気の香り、馴染みのある匂い、美味しい料理の風味・・・鼻から入る情報は千差万別である。
 香りや匂いは嗅覚で捉える。そして大脳で感じる。
 嗅覚はどこにあるかと言うと鼻の中、鼻腔である。鼻腔の表面積はざっと一万円札くらいの大きさになる。しかも、その鼻腔の天井部分に切手一枚ほどの場所がある、そこで人は匂いを感じ取る。匂いを嗅ぐのは鼻は鼻だけど、結局のところ切手一枚くらいの部分のみが匂いを捉えることが可能なのだ。
 さらに人は匂いを嗅ぐ時に吸い始めの1秒くらいしか匂いを感じ取ることができない。それ以降はそれに順応してしまうので匂わなくなる。なるほど、人が匂いを嗅ぐ時にクンクンしているのは1秒目を繰り返しているためか。

 また意外なことに五感の中で嗅覚は一番鋭い感覚器になる。味覚と比べると嗅覚は一万倍もの感度を持つ。なぜそんなに感度が高いのかという理由に食べ物が腐敗していないかどうかを確認する性質が一つ挙げられる。人は万が一の危険を避けるために食べ物を匂いで嗅ぎ分け安全かどうかを見極める。確かに食べ物には直接触れることなく確認できている。だから体に異常が起こる訳がない。

 また、人が嗅ぎ分けられる匂いの種類は2000~3000と言われている。ちなみに、香水の調合師になると1万種類以上もの匂いを嗅ぎ分けることができる。一体それはどんな世界なのかと興味が沸いたりする。普段1つに思えている香りが調合師にはひょっとすると3,4種類に感じられているのかもしれない。

 最後に嗅覚は記憶に残りやすい器官でもある。ずっと忘れていたことを匂いをきっかけにふっと思い起こさせる力がある。そういった経験は誰しもあるはずだ。匂いを基に人や情景、その時の感覚や感情まで思い出すことがある。

 人は情報を感覚器で捉えるがその中で圧倒的に捉える情報が多い器官は視覚であろう。現代は色や形が多い多い世界である。
 香りや匂いにはほとんど色や形がない。そのため、見落としならぬ、嗅ぎ落としが生活の中では溢れているかもしれない。
 木々の緑や花、川や土などの自然の香り、身近な物では新調したてた車や家具、洋服や革製品などの匂いなど、また日常の何気ない味噌汁の香りやおやつのチョコレートの香りまで嗅ぎ落としはなりませぬ。


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