2021年2月26日
こんにちは!
今回は『食べ方』と『美味しさ』について。
あれ?
前回からなんか大学の講義のテーマみたいになってる?笑笑
まぁそんなことはさておき、今回も僕の個人的な考えです。
さてさて!
料理は食べ方によって美味しさが左右されることがあると思うのです。
どういうことでしょうか?
例えば、日本一のマグロである大間の本マグロの1番美味しいトロの部分を生で切らずに皿に盛られ上から刺身醤油をかけられたものをナイフとフォークで自分で切って食べたら美味しいですか?
いや〜やっぱり職人が適当な大きさにきりお箸で小皿の刺身醤油につけて食べる方が美味しいでしょう。
味噌汁をお椀ではなくスープ皿でスプーンで飲んだら美味しいですか?
いやまぁ味は味噌汁やけど、なんか違う…となるのではないでしょうか??
では、カルボナーラを箸で食べたら?豚骨ラーメンをフォークに巻いて食べたら?
味は同じやけどなんか違う。
そう!その料理にはその料理の食べ方があるのです。それは文化的で歴史的であると思います。
その料理が生まれた文化と歴史がその料理の食べ方生み出し、僕達は自然とそのことを受け入れているのです。日本人は麺類を食べる時、麺を啜るあの音で旨いっ!と思います。でもパスタで有名なイタリアでは麺を啜ることは行儀の悪いことになります。文化が違うのです。
これは料理人にとってとても大切なテーマだと思います。
その料理はどのように食べるべきなのか、どのように食べられてきたのか。そんな当たり前のことを深く追及していきたいなと思う日々であります。
では、ハンバーグは?
やっぱりナイフとフォークで自分で切り分け口に頬張るのが一番旨いでしょう!
いつでも皆様をお待ちしております。
ダイニングぼてちん。